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  キッチンカーコラム  ◆キッチンカーの『店づくり』講座 第2回|キッチンカーの看板は何が必要?上看板・タペストリー・A看板・POPの役割

2026年9月28日 月曜日

◆キッチンカーの『店づくり』講座 第2回|キッチンカーの看板は何が必要?上看板・タペストリー・A看板・POPの役割

キッチンカーを始めるなら、商品や車両だけでなく『お店をどう見せるか』も大切です。この連載では、キッチンカーの看板・タペストリー・POP・デザインなど、選ばれるお店づくりのポイントを紹介します。

キッチンカーを始めるとき、意外と悩むのが「どんな看板を用意すればいい?」ということ。車体に店名を入れるだけでいいのか、タペストリーも必要なのか、A看板やメニューPOPはどうするのか。

実は、キッチンカーの「看板」は1種類ではありません。上看板、タペストリー、A看板、メニューPOPなど、それぞれに役割があります。

大切なのは、すべてを用意することではなく、「どこから見ても、お店の情報が伝わる」ように組み合わせること。

この記事では、キッチンカーの店づくりでよく使われる看板・販促ツールの種類と、それぞれの役割、選び方を分かりやすく紹介します。

キッチンカーの看板は「役割」で考える

キッチンカーの看板や販促ツールは、大きく分けると次のような役割があります。

・上看板:遠くから「何のお店か」を伝える
・タペストリー・商品幕:商品や店の魅力を分かりやすく見せる
・A看板:メニュー・価格・おすすめ商品を伝える
・POP:商品の特徴や注文方法など、細かな情報を伝える

つまり、

「見つけてもらう」→ 上看板
「何を売っているか伝える」→ タペストリー・商品幕
「何を注文するか決めてもらう」→ A看板・メニュー
「最後のひと押しをする」→ POP

というように、それぞれ役割が違います。

キッチンカーの店づくりでは、この役割を意識して看板を制作・配置することがポイントです。

キッチンカーの上看板|遠くからお店を見つけてもらう

上看板は、キッチンカーの上部に設置する看板です。イベント会場や商業施設など、キッチンカーが複数並ぶ場所では、まず「どこにお店があるのか」を見つけてもらう必要があります。

そのときに重要になるのが、遠くから見たときの存在感です。

上看板には、

・店名
・ロゴ
・メインの商品名
・お店をイメージできるデザイン

などを入れることが多くあります。ここで情報を詰め込みすぎる必要はありません。遠くから見た人に、「ここに〇〇のお店がある」と認識してもらうことが、上看板の大きな役割です。

上看板で意識したいのは「遠くから見えるか」

キッチンカーの前を歩く人は、必ずしも正面から近づいてくるとは限りません。少し離れた場所から見たり、横を通り過ぎながら見たりすることもあります。

そのため、上看板では細かな説明よりも、

「文字の大きさ」
「店名の分かりやすさ」
「色やデザインの見やすさ」

などを優先することが大切です。

キッチンカーのタペストリー・商品幕|「何を売っているか」を伝える

キッチンカーでよく使われるのが、タペストリーや商品幕です。タペストリーは、車体の側面や販売スペースなどに設置して、商品やメニューを大きく見せるためのツール。

特にイベントでは、「何を販売しているキッチンカーなのか」が一目で分かることが重要です。

例えば、

「クレープ」
「からあげ」
「ハンバーガー」
「かき氷」

など、主力商品を大きく見せるだけでも、お店の内容が伝わりやすくなります。

商品幕は「おいしそう」が伝わることも大切

商品名だけでなく、料理の写真やイラストを使うことで、商品の魅力を視覚的に伝えることもできます。キッチンカーの場合、通りすがりのお客様に「これ、おいしそう」と思ってもらえるかどうかが、立ち止まるきっかけになることもあります。

そのため商品幕では、

「何の商品なのか」
「どんな見た目なのか」
「どんな特徴があるのか」

を、できるだけシンプルに伝えることがポイントです。

A看板|メニューや価格を見てもらう

キッチンカーの前に置くA看板も、店づくりでは重要なアイテムです。上看板やタペストリーが「お店を見つけてもらう」ためのものだとすれば、A看板は「注文する商品を選んでもらう」ためのもの。

例えば、

・メニュー
・価格
・おすすめ商品
・セット内容
・期間限定メニュー
・お店のこだわり・物語(成り立ちやストーリー)

などを掲載します。

特に初めて利用するお客様にとって、メニューと価格が分かりやすいことは安心感につながります。車両から少し離れた場所に置くことで、キッチンカースタッフからの視線を気にせず「ゆっくり商品を選ぶことができる環境」「そのお店をより深く知るきっかけ」をつくってあげましょう。

A看板は「情報を整理する」ことが大切

A看板にメニューをたくさん載せたくなることもありますが、情報量が多すぎると、かえって選びにくくなります。

「一番おすすめの商品は何か」
「人気の商品はどれか」
「初めてなら何を選べばいいか」

など、注文する人が迷わないように情報を整理しましょう。「全部見せる」のではなく、「選びやすく見せる」。これがA看板のポイントです。

POP|商品の魅力をもう一歩伝える

POPは、メニューや商品について、より細かな情報を伝えるためのツールです。

例えば、

「商品名」
「価格」
「選べるソースやトッピングの種類」
「期間限定」
「店長おすすめ」

など、商品そのものの特徴を伝えることができます。大きな看板だけでは伝えきれない情報を補足するのが、POPの役割です。

POPは「買う理由」をつくる

同じ価格帯の商品が並んでいるとき、

「人気No.1」
「おすすめ」
「今だけ」

といった情報があることで、商品を選ぶきっかけになることがあります。ただし、POPを増やしすぎると、キッチンカー全体がごちゃごちゃして見えることも。「伝えたい情報を1枚につき1~2つに絞る」くらいの感覚で作ると、見やすくなります。

キッチンカーの看板は「全部必要」ではない

ここまで紹介した上看板、タペストリー、A看板、POP。では、キッチンカーを始めるなら、全部用意したほうがいいのでしょうか?

答えは「必ずしも全部必要ではない」です。キッチンカーの営業スタイルや出店場所によって、必要な看板は変わります。

例えば、イベント出店が中心なら、遠くから見つけてもらうための上看板や、商品を大きく見せるタペストリーが活躍します。一方、ランチ営業などで同じ場所に出店することが多い場合は、メニューや価格が分かりやすいA看板やPOPが重要になります。

つまり、「何を使うか」よりも「どんな場所で」「何を伝えたいか」から考えることが大切です。

キッチンカーの看板を考えるときの3つのポイント

1.どこから見られるか

まず考えたいのが、お客様との距離です。遠くから見られるのか、近くを通る人に見られるのか。遠くから見てもらうなら、上看板や大きな商品幕。近くでじっくり見てもらうなら、A看板やPOP。

というように、見る距離に合わせて情報量や文字サイズを変えていきます。

2.何を伝えたいか

「店名を覚えてほしい」
「商品を知ってほしい」
「おすすめ商品を注文してほしい」

目的によって、必要な看板は変わります。看板を作る前に、「この看板を見た人に、何をしてほしいのか?」を考えてみましょう。

3.出店場所に合っているか

同じキッチンカーでも、イベントとランチ営業ではお客様の動きが違います。

イベントでは、歩きながら遠くからお店を探す人が多いかもしれません。ランチ営業では、限られた時間の中でメニューや価格を確認して注文する人が多いかもしれません。

そのため、「キッチンカーだからこの看板」という正解があるわけではありません。出店場所や営業スタイルに合わせて、必要なものを考えることが大切です。

看板だけではなく「キッチンカー全体」で考える

キッチンカーの店づくりでは、看板1枚だけを考えるのではなく、車体全体をひとつのお店として考えることも重要です。

例えば、

・車体のカラー
・店名やロゴ
・上看板
・タペストリー
・商品幕
・A看板
・メニュー
・POP
・のぼり

など、それぞれのデザインがバラバラだと、せっかく作った看板も十分に魅力を発揮できません。色やフォント(書体)、写真の雰囲気などをそろえることで、「このお店らしさ」が生まれます。

看板は単なる案内ではなく、お店の雰囲気やブランドを伝える大切な要素でもあります。

キッチンカーの看板は、営業しながら見直してOK

開業時に完璧な看板を作らなければいけない、と思う必要はありません。

実際に営業してみると、

「この商品をもっと目立たせたい」
「メニューが見にくい」
「遠くから店名が見えない」
「季節限定メニューを追加したい」

など、改善したいポイントが見えてくることがあります。だからこそ、キッチンカーの看板は「一度作ったら終わり」ではなく、営業しながら改善していくものと考えるのがおすすめです。

キッチンカーの看板・店づくりには3つの方法があります

看板やタペストリーを作る方法も、ひとつではありません。自分の状況に合わせて、次の3つから選ぶことができます。

◆すぐに使いたいなら「MerMa STORE」

既にデザインされたタペストリーなどから選び、必要なものを購入する方法です。

「デザインを一から考える時間がない」
「まずはすぐに看板を用意したい」

という場合に向いています。季節メニューや期間限定メニューなど、必要なときに追加しやすいのもメリットです。

◆自分でデザインしたいなら「データ入稿」

自分で作ったデザインを、印刷用データとして入稿する方法です。自分でデザインしたものはもちろん、AIなどを使って作った画像を活用して看板やタペストリーにすることもできます。

「自分のお店らしいデザインを作りたい」
「デザインは自分で考えたい」

という方に向いています。

◆お店全体のデザインを考えたいなら「メルカートデザイン」

「ひとつの看板だけではなく、キッチンカー全体を整えたい」という場合は、プロに相談する方法もあります。店名やロゴ、看板、タペストリー、POPなどを、それぞれ単体で考えるのではなく、お店全体の見え方からデザインしていく方法です。

「自分のお店らしさを出したい」
「開業時からしっかり店づくりをしたい」
「今のデザインを一度見直したい」
「フルオーダーしてまかせたい」

という場合に適しています。

まとめ|キッチンカーの看板は「伝える順番」で考えよう

キッチンカーの看板には、それぞれ違った役割があります。

・上看板 → 遠くからお店を見つけてもらう
・タペストリー・商品幕 → 商品やお店の魅力を伝える
・A看板 → メニューや価格を見てもらう
・POP → 商品の特徴やおすすめポイントを伝える

すべてを用意する必要はありません。大切なのは、「誰に」「どこで」「何を伝えたいのか」を考えて、必要なツールを組み合わせることです。

そして、キッチンカーの店づくりは開業時だけで終わるものでもありません。営業しながらお客様の反応を見て、看板やメニュー、商品の見せ方を少しずつ改善していく。その積み重ねが、「また行きたい」と思ってもらえるお店づくりにつながります。

次回は、もう一歩踏み込んで、

「おしゃれなキッチンカーなのに、なぜか商品が売れない?」

そんなケースから、キッチンカーの看板デザインで大切な「見せ方」について考えていきます。

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