
キッチンカーコラム 【災害協定】木曽三川公園管理センターと協定を締結|キッチンカーで地域の「食」を支える新たな連携
2026年9月10日 木曜日
2026年9月1日、東海移動販売車組合を運営する株式会社メルカートは、岐阜県海津市にある木曽三川公園管理センターと「災害時におけるキッチンカーによる物資の供給等に関する協定」を締結しました。
今回の協定は、災害が発生した際にキッチンカーを活用し、必要な場所へ食事などの支援を届ける体制を整えるものです。

木曽三川公園センターとは?
地域に開かれた公園であり、防災の役割も担う場所
木曽三川公園センターは、岐阜県海津市にある国営木曽三川公園の中核施設。木曽川・長良川・揖斐川の「木曽三川」が育んできた自然や歴史、文化を紹介するとともに、四季の花や広々とした芝生広場、充実した遊具などを楽しめる、地域の人々に親しまれている公園です。
一方で、木曽三川公園は、レクリエーションや観光だけを目的とした場所ではありません。
国営木曽三川公園は、周辺地域の防災・減災にも関わる重要な役割を担っており、木曽三川公園センターは海津市の地域防災計画において「一次避難地」に位置付けられています。木曽三川公園センターは、「普段は地域の人が集まり、楽しむ場所」であると同時に、「災害時には地域を支える場所」でもあります。
今回の災害協定は、そんな木曽三川公園センターの役割を、キッチンカーによる食事支援という形からも支える取り組みです。

普段からのつながりが、災害時の支援につながる
東海移動販売車組合と木曽三川公園センターには、今回の協定以前からつながりがあります。その代表的な取り組みが、木曽三川公園センターで開催している「木曽三川公園キッチンカーパーティー」です。
2026年春には「木曽三川公園 キッチンカーパーティー SPRING 2026」を開催。広々とした芝生広場に1日30台のキッチンカーが集まり、食事やスイーツ、ドリンクなど、さまざまなグルメを提供しました。家族連れなど多くの来場者が、自然の中で食事やイベントを楽しみました。
こうしたイベントを通じて、会場の環境や運営、キッチンカーの動きなどを知り、日頃から関係を築いてきたことも、今回の協定につながっています。
災害が発生してから新たに連携体制をつくることは、決して簡単ではありません。だからこそ、平時から一緒にイベントをつくり、人が集まる場所を一緒に運営し、顔の見える関係を築いておくことが大切です。「普段の地域活動」が、そのまま「もしものときの備え」につながっています。

災害時、キッチンカーだからできること
災害が発生すると、まず水や食料などの生活物資を確保することが重要になります。しかし、避難生活が長期化した場合には、「食料がある」だけではなく、「温かい食事を食べられる」ことも大切です。
キッチンカーには、災害時の食事支援に活かせる特徴があります。
■ 必要な場所へ移動できる
キッチンカーは車両そのものが移動できるため、支援が必要な場所へ向かうことができます。固定された店舗とは異なり、状況に応じて提供場所を変えられることが、キッチンカーならではの強みです。
■ 現地で調理し、温かい食事を提供できる
キッチンカーには調理設備が備えられているため、現地で調理し、できたての食事を提供できます。災害時には、温かいものを食べることが、身体だけでなく心の支えになることもあります。
■ 複数のキッチンカーによる支援にもつなげられる
キッチンカーには、丼・麺・肉料理・スイーツなど、さまざまな業態があります。東海移動販売車組合では、多くのキッチンカー事業者とのネットワークを活かし、災害時に必要な場所へキッチンカーを派遣できる体制づくりを進めています。
過去にも自治体や公共施設などとの災害協定を進めており、キッチンカーによる食事支援のネットワークを広げています。

「食べること」は、日常を取り戻すことにもつながる
災害時の食事支援というと、「空腹を満たすための支援」というイメージがあるかもしれません。
もちろん、必要な栄養を確保することは重要です。それと同時に、温かい料理を食べること、誰かと食事をすること、いつものように「何を食べよう」と選ぶこと。そうした時間は、避難生活の中で少しでも日常を取り戻すきっかけになります。
東海移動販売車組合では、キッチンカーが持つ「食を届ける力」を、イベントだけでなく災害支援にも活かしていこうと考えています。「おいしいものを届ける」というキッチンカーの仕事が、災害時には「安心を届ける」ことにもつながります。

木曽三川公園センターとの協定が持つ意味
今回の協定で大切にしたいのは、災害が起きたときだけの関係をつくることではありません。木曽三川公園センターには、日頃から多くの人が訪れます。季節の花を楽しんだり、自然の中で過ごしたり、イベントに参加したり、キッチンカーで食事をしたり。そうした日常の中で、人が集まり、地域とのつながりが生まれています。
その場所が、災害時には地域を支える拠点のひとつにもなる。そして、普段から木曽三川公園センターと関わってきたキッチンカーが、今度は災害時の「食」を支える。
今回の協定には、そんな「平時と災害時をつなぐ」という意味があります。
キッチンカーを、地域の防災力のひとつに
株式会社メルカートでは、東海移動販売車組合・関西移動販売車組合・北陸移動販売車組合の運営を通じて、多くのキッチンカー事業者とのネットワークを構築しています。
これまでにも自治体や公共施設、企業などと災害協定を締結し、災害時にキッチンカーを活用した食事支援ができる体制づくりを進めてきました。今回、木曽三川公園管理センターとの協定を締結したことで、岐阜県海津市においても、キッチンカーを活用した災害時の食事支援という新たな連携が生まれました。
キッチンカーは、イベントやランチ営業で地域を盛り上げるだけの存在ではありません。
必要な場所へ移動し、食事をつくり、人に届ける。
その機動力と、日頃から地域で活動している事業者とのつながりを活かせば、災害時にも地域を支える力になることができます。東海移動販売車組合はこれからも、キッチンカーを通じて地域とつながり、平時には「楽しい」を、災害時には「安心」を届けられる存在を目指していきます。
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\2026年秋も開催!/
「木曽三川公園キッチンカーパーティー AUTUMN2026」
開催日:2026年10月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝)
開催時間:9:30~16:30
会場:木曽三川公園センター 芝生広場
入場料:無料
※小雨決行・荒天中止
お問い合わせ:木曽三川公園管理センター
TEL:0584-54-5531
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